私立大学職員への転職活動で財政を見分ける2つのポイント

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こちら▼の記事でも書きましたが私立大学はいざ働く側になると偏差値と待遇は一致しません。

私大→私大へ転職した理由

偏差値が低くても上手くいってる学校法人もあれば、高くても自転車操業のようなことをしている法人もあります。

職員になるなら待遇がいいに越したことはないですよね?!

待遇は悪いけど私は建学の精神に惚れているの。
ここしか愛せないの。

とかなら話は別です。

ソッ閉じてください。

とまあ冗談は置いといて、僕も含めて大多数の方は前者をとると思います。

その辺を見分けていければ知名度だけではない、より良い学校法人と出会える確率が高くなると思います。

だからといって別の業界から私立大学職員を目指す方はどこを見たらいいのかすら難しいですよね。

そこで長年経理を担当している僕が転職する際の目安にしていた簡単な見分けポイント2点を紹介します。

(ここからお話しするのはあくまで私個人の見解です。特に充分な根拠もないので参考程度にご覧ください。)

全ては情報公開ページにあり

補助金が絡んでいることもあり、ほぼ全ての学校法人がHP上で公開しています。

まずはここを探してください。

大体は「情報公開」と素直に表記されていることもあれば「大学情報」の中で確認ができるかと。

ネットで自宅にいながら確認ができるなんていいホントいい時代ですね。

大学HPになければ運営している学校法人のページにあるかも。

幼稚園~高校も設置しているような大きい法人だとこのパターンが多いですね。

たまにすごーく深ーい場所に隠すようにファイルが置いてあることもあります。

何か問題あるのかなと逆に勘ぐってじっくり見てしまいます笑

はい、財政情報見つけられました?

めでたく見つかったという方はいよいよチェック作業に入りましょう!

貸借対照表

直近の決算情報(予算じゃないです)、の中にある資金収支計算書、これをクリック!

今だと2015年度です。

6月になれば徐々に2016年度も公開されるかと思います。

その中の借入金等収入これを見てください。

これがいわゆる借金です。

ただ、借入金があっても少しくらいなら、付き合いで借りているレベルかも。

例えばマンモス大で数十億程度であれば問題なしと判断していました。

 

第二号基本金

続いてこちら。

 

貸借対照表の中、基本金内にあるかとおもいます。
いわゆる将来の設備投資に費やせる積立金みたいなものです。
財政に余裕がない学校法人はここへの積み立てが全くできないのです。
逆にここへの積み立てができていれば(現在は)余裕があると言えると思います。

設備投資ができなければ教育環境は古いままです。

それよりは新しい設備で教育を受けたいですよね?

結構この項目がゼロのところが多いですよ。

むしろここに回せない=余裕がないと判断することも出来るので

時間がない方は二号基本金だけ見るのもいいかもしれません。

ここは転職活動している方だけでなく、ぜひ親御さんにも確認していただきたいと思います。

見てないか。

 

 

まとめ

参考になったでしょうか?

少しでも今後の転職活動の参考になれば嬉しいです。

ただ勘違いしないでほしいのはこの情報は直近の財政を確認するだけのものであって将来については全く把握できません

今は良好な法人も数年後はマズくなってるかもしれないし、その逆もしかり。

まあ数年レベルでは逆はあまり見かけないですね。。

 

将来については中長期計画なんかで判断するくらいしかないかと思います。

僕の大学は今はとても良い状態ですが将来は不安でしかなく危機感で一杯

 

逆に今のこの状況で将来安泰だ~なんて思っている方いるんでしょうか。

 

現役職員でも自大財政を理解していない方、多いですよね。。

自身の未来にもかかわってくるのに無頓着すぎます。

どうせ潰れないだろう。

誰かがやってくれるだろう。

楽観的に思っている方が結構な割合で居てびっくりします。

 

以上、僕の見方はこんな感じです。

 

サスペンダーつけちゃってるような経理のプロからしたら甘い!と叱られるかもだけど。

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